24 Nov 2021

森で摘み取られた食材、獲れたての持続可能なシーフード、旬の食材、食材の切れ端が人々に愛される高級料理へと変貌

南オーストラリアの持続可能なダイニングシーンは活気を呈しています。地産地消、食品ロスの最小化からエシカルな生産まで、南オーストラリア州のレストラン業界は、持続可能についてとても意識が高く、リーダー的役割を果たしています。南オーストラリアで最高のサステイナブルなレストランガイドで、美味しさだけでなく環境への貢献もお楽しみください。

1.ギャザー・アット・コリオール、マクラーレン・ベール

Coriole, McLaren Vale
Coriole, McLaren Vale

ギャザー・アット・コリオールGather at Corioleのヘッドシェフであるトム・ティルベリー氏は、地域の生産者との緊密な関係を作り、季節感のあるメニューを用意しています。トムは、マクラーレンベールMcLaren Valeのレストランで地元の食材に焦点を当て、肉、シーフード、野菜、果物など、信頼できる農家や生産者から、エシカルに収穫された持続可能な食材を調達しています。レストランを囲む家庭菜園もここのメニューに不可欠で、コリオールにある1850年代に建てられた家屋敷と鉄岩の納屋の間にあるレストランでのんびりとお食事をお楽しみいただけます。最近、レストランでの需要を満たすために、マクラーレン・フラットの小規模な農場にまで畑を拡張しました。さらに、太陽光発電、リサイクル、雨水を利用しており、また生ごみ処理の一環として堆肥も製造しています。

2. フィノ・セッペルツフィールド、バロッサ

Fino Seppeltsfield, Barossa
Fino Seppeltsfield, Barossa

バロッサのフィノ・セッペルツフィールドFino Seppeltsfieldでは、バロッサBarossaの特長と季節感を大切にしたメニューを提供し、小規模で持続可能な生産者をサポートしています。レストランの食材の95%は地元で調達されており、地産地消の深いつながりはすべてのお料理から感じ取れます。フィノはセッペルツフィールド・エステート・ワイナリーの中心部に位置しており、1900年代のオリジナルの瓶詰め工場をセッペルツフィールドのワイナリー・セラードアと共有しているため、上質なワインが素晴らしい食事と共にお楽しみいただけます。フィノはバロッサだけではなくアデレードにも新しい支店フィノ・ヴィノをオープンし、アデレードでも、料理に対して同じ思いを共有しています。

3. ボタニックガーデン・レストラン、アデレード

Botanic Gardens Restaurant, Adelaide
Botanic Gardens Restaurant, Adelaide

アデレードAdelaideの中心部にあるボタニックガーデン・レストランBotanic Gardens Restaurantの緑豊かな環境は、高級ダイニングの最前線にあります。食品ロスを最小限に抑えており、畑からお皿への哲学を大切にしています。51ヘクタールの自家菜園では、シェフのポール・ベイカー氏が野菜やハーブを収穫する姿を見ることができます。数々の賞を受賞したこのレストランは、エシカルに栽培された地元の食材でお料理が引き立てられています。そのテーマはお飲物のセレクションにも引き継がれています。レストラン独自のボタニック・ブロンド・ビールとベルモットは、自家菜園の食材を使用して作られています。植物にインスピレーションを得たカクテルについても同じことが言えます。最もシンプルでありながら洗練されたダイニングを提供するレストランです。

4. ペンフォールズ・マギルエステート、アデレード

Penfolds Magill Estate, Adelaide
Penfolds Magill Estate, Adelaide

ヘッドシェフのスコット・ハギンズ氏は、旬の食材とペンフォールドのワインからインスピレーションを得て、地元の農家から直接仕入れをした食材を約80%使用し、高級レストランメニューを作り上げています。キノコ、クレソン、野菜、ハーブ、花などの食材は、隣接する菜園で育てられ、堆肥化された生ごみを使用して施肥されます。歴史的なペンフォールズのブドウ畑とアデレードの街の息を呑むような景色と相まって、数々の賞を受賞したこのレストランは、ゆっくりと落ち着いてお食事を楽しむことが出来る、アデレードを代表するスポットの1つです。

5.ピール・ストリート、アデレード

Peel St, Adelaide
Peel St, Adelaide

絶え間なく変化するメニューは、ピール・ストリートの持続可能な精神の証です。ここでは、南オーストラリアの旬の野菜に重点を置いたバラエティーに富んだお料理を紹介しています。シンプルでありながら食材の持ち味が十分に引き出された滋味深いお料理です。メニューは中東、東南アジア、地中海スタイルの料理が豊富です。

6.トピアリー、アデレードヒルズ

アデレードヒルズのふもとにひっそりと佇むトピアリーAdelaide Hillsの持続可能性への取り組みは、ゼロから始まります。家族経営のこのレストランでは、食材の切れ端も、根から葉、鼻から尾までを慎重に選択し、最大限活用できるように準備しています。栽培、混ぜたり、硬化、燻製など100年前から続く技術が、キンレンカ、カタバミ、野生のフェンネルなどの食用雑草を特徴とするメニューと自然に溶け合っています。周辺の庭から採ることができないものはすべて地元で調達されており、廃棄物を最小限に抑え、周囲の人々をサポートし、環境を尊重するというケインの哲学に賛同しています。

7.エティカ、アデレード

Etica, Adelaide
Etica, Adelaide

エティカでは、サステイナブビリティを念頭に置いてピザを楽しむことが出来ます。このレストランの名前は、イタリア語で倫理という意味で、地産地消と生産地の追跡も重要視しています。ナポリ・スタイルのピザの適量で慎重に吟味したメニューにより、スタッフは常に自分達の食材がどこから来ているのかを正確に知ることができ、お客様はそれを理解することによって、お食事を真に楽しむことができると信じています。2階にある姉妹レストランアレグラは、同じ考え方ですが、完全に植物ベースの高級ダイニングメニューを提供しています。

8.カフェ・トロッポ、アデレード

Cafe Troppo, Adelaide
Cafe Troppo, Adelaide

同様に、アデレード市内にあるカフェ・トロッポのメニューは、季節の移り変わりや地元で入手可能な食材に重点を置いています。環境と倫理に配慮したこのカフェでは、南オーストラリア州各地から調達した、オーガニックで持続可能な農産物のみを使ったメニューだけを提供しています。終日提供しているブランチメニューには、クレアバレーの放し飼いの卵、アデレードヒルズのバイオダイナミック農園、ンゲリンガファームから調達した野菜、ポートエリオットで焙煎されたコーヒー、職人が丁寧に作ったパン、フルリュー半島の乳製品、南オーストラリア製のクラフトビール、ワイン、クラフトサイダー、スピリッツなど、とても魅力的です。

9.アフリコーラ、アデレード

Africola, Adelaide
Africola, Adelaide

アフリコーラAfricolaのエグゼクティブ・シェフ、ダンカン・ウエルゲッド氏は、南オーストラリアの高品質な食材を使ってメニューを厳選しています。バイオダイナミック農法の野菜はアデレードヒルズのンゲリンガファームから調達され、クーロン周辺のきれいな海から収穫されたピピ貝はグールワ・ピピコから仕入れをしています。シーフードはエア半島Eyre Peninsulaにあるポートリンカーンから届きます。

サステイナブルなワイナリーについて知りたいですか。サステイナブルなワイナリ-、醸造所、蒸留所SUSTAINABLE WINERIES, BREWERIES AND DISTILLERIES参照ください。